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リバーポートソング第二部 第八話 僕が持っている嫉妬心やエゴが彼らにもあったら今頃はどうにかなっていたかもしれないと思うとやりきれない時がある。

【第二部 第七話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 その日はあいにく練習の後、柳も錦もバイトが入っているということで、あまり時間がなく、すぐ解散した。が、次の練習は4日後で、その時には小木戸とやった時の曲もやった。順...
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リバーポートソング第二部 第七話 本当はそんな話をするつもりはなかったが、店の照明の暗さが何故かそういう気分にさせていた。

【第二部 第六話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 最初は前に小木戸とやった時の曲をまたこのメンバーのアレンジでやろうという話だったが、錦はまた何曲か書き溜めており、それもやりたいとの事だった。という事で錦が家で弾き...
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リバーポートソング第二部 第六話

【第二部 第五話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 4月。 我々は大学2年生になった。いまは見直しが行われて少し遅くなったが、それなりに名の通った企業に入りたいとおもったら、3年の夏休みを過ぎた頃から就職活動を...
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リバーポートソング 第二部 第五話 ガンガン鳴っているはずの音楽がふっと聴こえなくなる感覚があった。彼女の目は心なしか少しうるんでいるようにも見えた。

【第二部 第四話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 下北沢での中古盤あさりは大した収穫がなかった。前回もそうで、東京中のサブカル好きの若者が集る街だから、良いものが入ってもすぐに売れてしまうのかもしれない。渋谷につい...
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リバーポートソング 第二部 第四話 3月。

【第二部 第三話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 夜間のバイトを続け、バンド活動もやらず、CDも買っていなかったので、その時までには結構な貯金ができており、僕はギターを新調する事にした。その時家にあった機材はフェン...
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リバーポートソング 第二部 第三話 このアーティストのここが凄いと熱っぽく語る彼らの目は澄んでいた。そしてその瞳の奥にはしっかりとした裏付けがあった。

【第二部 第二話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 この頃には映画にも飽き始めていたが、だらだらと見る習慣だけは続いていて、何本か実家に置いてあったのを見た。それもめぼしいものがなくなってしまって、近所のTSUTAY...
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リバーポートソング第二部 第二話 僕たちの冬がやっと来たという気がした。

【第二部 第一話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 そう、その頃僕は音楽面での探究を辞めた代わりに映画を沢山見ていた。一日最低一本は見ていたと思う。手元にこの時期に見た映画のリストがある。 『12人の怒れる男』...
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リバーポートソング 第二部 第一話 フェイスブックの更新は皆途絶えている。

第二部「絶対安全毛布」編 【第一部最終話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 そこまで思い出すと、自分が会社の地下駐車場で営業車のハンドルにもたれかけながらぼーっとしている事に気づいた。袖を一振りして腕時計を見る...
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リバーポートソング 第二十九話 上京してから初めての冬が、すぐそこまで来ていた。

【第二十八話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 花田さんはいつもは僕が使っているジャズコーラスを使っていた。高岸はギターを持たずにキーボードの前にいた。 僕は何も言わずに高岸をじっと見た。 「この間対バン...
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リバーポートソング 第二十八話 彼はピックを使わずに素手でそのおもちゃみたいに見えるテレキャターをガシガシと殴りつけるように弾いた。

【第二十七話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 花田さんは190センチぐらいはあるのではというぐらい背が高かった。髪はセンター分けで長さはミディアム、黒縁の眼鏡をかけていたから、まじめで大人しく寡黙そうな印象を持って...
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