連載小説

連載小説

リバーポートソング 第十七話 ビートルズのコーラスワークとロキシーの変態性を兼ね備えたスペシャルズ、またはレピッシュ

【第十六話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 テストやレポート群も無事終わり、夏休みになって、8月になった。その間高岸に何度か学内であって※①ディスク・ユニオンの話をして今度ディスク・ユニオンの各地の店舗を2人で全制...
連載小説

リバーポートソング 第十六話 彼女は僕にとってはまぶしすぎる存在だった。だからこれ以上彼女と深い交流をしようと言う考えは全く僕の頭にはなかった。

【第十五話はこちらから】 【あらすじと今までのお話一覧】 御茶ノ水は日本では珍しい楽器街と言える様な場所で大通り(明大通り)の両側に楽器屋がずらりと並んでいて楽器好きなら一度は訪れておきたい聖地である。因みに御茶ノ水駅からその...
連載小説

リバーポートソング 第十五話 彼女の勘は半分合っていて半分間違っていた。

【第十四話はこちらから】 【あらすじと今までのお話一覧】 次の練習は2週間程空いて8月になってからになった。駅までの道で石崎さんが聞いた。 「そういえば2人とも実家帰るの?」 僕の実家は親戚の集まりとかも特に無いた...
連載小説

リバーポートソング 第十四話 都心では何もかもがディズニー・ランド方式だ。本当に欲しいものは並ばなければ手に入らない。

【第十三話はこちら】 【あらすじと今までのお話一覧】 都会のファミレスで衝撃を受けるのは、実に様々な人がそこには集まってくるということだ。そして皆実に堂々と話をする。時には詐欺グループの連中すらいて、堂々と法に触れる話をする。...
連載小説

リバーポートソング 第十三話「どうやら場所を変える必要がありそうだね」と石崎さんがにやにやしながら言った。まるでこの一連の流れが自分の手柄であるかのように。そしてそれは事実そうだった。

【第十二話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 端的に言ってその日の練習は冴えないものだった。エーテルワイズの曲と僕たちのギタープレイは噛み合わず、なんだかちぐはぐだったし、※①高岸の新曲をスタジオでじっくりアレンジし...
連載小説

リバーポートソング 第十二話 オーバーサイズのTシャツやパンツ、CARHARTTのニット帽、Timberlandの靴

【第十一話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 高良くんから※①曲目が送られてきたのは結局次の日の朝だった。 昨日はお疲れ。曲目おくるねー。 「人間発電所」Buddha Brand「証言」Lamp Eye...
連載小説

リバーポートソング 第十一話 僕はビートルズのアルバムを『プリーズ・プリーズ・ミー』から『レット・イット・ビー』まで全部脳内再生したら時間が潰れないだろうか、と考えた。

【第十話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 何にもしないという事がこれ程までに辛い事だとはその時まで考えたことも無かった。看板持ちのバイトはただ座って看板をひたすら支え続けるだけだ。他にやる事も無いしやってもいけない...
連載小説

リバーポートソング 第十話 「ではそろそろ出発します、よろしくお願いします」と無駄に大きな声でリーダー格が営業マンに言って、僕たちは看板とパイプ椅子を持ってぞろぞろと来た道を戻り始めた。

【第九話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】  その日の現場である横浜線の駅には朝9時集合だった。今はコンプライアンスの関係などでそうではないと思うのだが(そう、信じたい)、モデルルームの看板持ちのバイトは、どんなに暑...
連載小説

リバーポートソング 第九話 何かを一つ選ばなくてはならない場面で、ひとつだけフォーマットが違うものがあると、それがアリかナシかを議論してもらえるから有利である

【第八話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 高岸は律儀にも石崎さんのバンド名候補をメモし始めたので、石田さんが慌てて止めていた。石崎さんも「すまん何も思いつかなかった…」といって頭を下げた。気を取り直して石田さんが高...
連載小説

リバーポートソング 第八話 石田さんはそれを読むと吹き出して「まじめにやれ」と笑いながら石崎さんに軽くチョップした。

【第七話はここから】 【あらすじと今までのお話一覧】 スタジオで1番最初にセッティングが終わるのが多分ドラマーだ。自前の※①ドラムセット持参なら1番時間がかかるが、大抵はペダルとスネアドラムとスティックしか持ち込まない人が多い...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました