2020年10月の備忘録

今月から毎月聴いたアルバムを備忘録的に記録しておこうと思います。あまりにも多くのアルバムを聴いたりするので、その時印象に残ったものを記録しておかないとすべて忘れるなと思ったので。

というわけで少し個人的な意味合いの強いレビューになりますが、もし趣味のあう方にはディスクレビュー代わりにもなるかと思います。

Beabadoobee『Fake It Flowers』

イギリス出身の20のシンガーソングライターのデビューアルバム。すごい名前ですよね。ビーバドゥービーと読みます。最初正しく覚えられなくて適当に覚えてました。ビーなんちゃらみたいなかんじで。The 1975などを擁するインディー・レーベル、Dirty Hitからのリリースです。アルバムジャケットで見てわかる様にどこかアジア系の顔立ちですよね。フィリピンで生まれて3歳の時にロンドンに越してきたという話です。

さて肝心の音なんですけど、今時のシンセ主体のポップじゃなくてギターサウンドがメインのポップアルバムで非常に90年代感があります。

beabadoobee – Worth It

だから何か新しい要素があるかというと(今っぽさはちゃんとあるんだけど)特になくて非常に懐かしい感じで何回も聴いてしまいます。90年代後半の邦楽のオルタナっぽさが好きな人ならどハマりしそうではあります。歴史的名盤には絶対なり得ないけれど、何年かに一度は引っ張り出して聴きたくなるいいアルバムだとは思います。そこらへんの年代で青春を過ごされた方やそういう音楽が好きな人はノスタルジーも掻き立てられると思います。オススメです。

凄くどうでもいい話なんですけど友達の姉ちゃんにめちゃくちゃ似てて、その点でもノスタルジーをかきたたれました。友達の姉ちゃんに似ているというのはマーケティング上重要かも知れません笑。

Guerilla Maab 『Rise』

Z-RO, TRAE, DOUGIE-D, T.A.Z.の4人からなるテキサス出身のヒップホップユニットのファーストアルバム(1999年)。エミネムみたいな高速ライミングが炸裂するサザンラップの超名盤。なんかCDがもうきちんと流通してないらしく、ネットで中古盤が高騰してるみたいですね。しかし音源自体はサブスクでYouTubeで聴けますので是非。

Rise

アボかどさんというライターの方がミュージック・マガジンの企画の中で激推しされてたので聴いてみたんですけどとにかく聴けばわかるというレベルで滅茶苦茶かっこいいです。メロウなトラックの上で高速ラップが縦横無尽に駆け巡るみたいな作りになってて、チルい雰囲気のなかバッキバキにかっこいいラップが楽しめる、一粒で二度おいしいみたいな曲に仕上がってます。Gファンクは好きなんですけど、なぜかエミネムはぴんと来なかったんですよね。僕は彼みたいな高速ラップにはこれぐらいメロウでゆったりとしたトラックのほうがあうと思いました。まあ個人的な好みの話になっちゃうんですけど。 

フィッシュマンズ『ORANGE』

実はフィッシュマンズ『空中キャンプ』以降と『Neo Yankee’s Holiday』しかちゃんと聴いたことなくて、邦楽ベストアルバムランキングやった時にやっぱりフィッシュマンズがものすごい人気だったこともあって、全部のアルバムちゃんと聴こうとおもったんですね。正直ちょっと苦手意識のあるバンドだったんですけど、時系列順に聴いてバンドの成り立ちを理解するにつれて彼らの凄さがよくわかってきて、その中でも個人的に気に入ったのがこの『ORANGE』でした。

フィッシュマンズはレゲエやダブを基調としたバンドなんですけど、この一枚は結構ロックよりで、その点で耳なじみがあったというのもあるんだけど、とにかく緊張感が一番あるんですね。バンドとしての凄みがでてきたというか。とくに歌詞が凄く煽ってくる感覚があって、このままでいいのだろうか?みたいな。それが次作の『空中キャンプ』だと、ちょっと達観した方向にいっちゃうんですけど、この『ORANGE』のヒリヒリとした痛みを伴う歌詞、サウンドは結構響きましたね。特に「気分」「MELODY」はずっと聴いてました。

Harald Grosskopf『Synthesist』

実は10月にVaporwaveのディスクガイドを買いまして、一時期ずっとVaporwaveばっかり聴いてました。

やっぱり歌ものがキツイなって時期が結構多くなってきて、そんななかでVaporwaveのノスタルジックかつ実験的で、ある種攻撃的なサウンドって自分が求めているものにドンピシャだったりするんですよね。ということでそのディスクガイドにVaporwaveの源流の一つとして紹介されていたので本作です。なので詳しいことは全然わかりません(笑)。ニューエイジ感のあるシンセインストアルバムです。

カーネーション『天国と地獄』

フィッシュマンズの所でも触れた邦楽ランキングで残念ながらベスト100圏外だったんですけど、気になった一枚でして、聴いてみたら捻くれたロックでかなり自分好みだなと(笑)。

カーネーションは名前はもちろん知っていたんですけどまともに聴いたことは無くて、ストレートなロックをやるバンドだと思ってたんですけど全然違いましたね。本作は様々なサウンドを取り入れて一筋縄では行かない独特のポップテイストを展開していて、アルバムとして飽きないし、完成度も高い一枚になっています。

しかし、ファンのかたから言わせるとカーネーションでもかなり異質の一枚で、これが彼らの通常の音楽性と思われても困るということでした(笑)。ということでこれからちゃんと他のアルバムも聴いてみたいと思います。

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