Apple MusicやSpotifyなどの音楽サブスクリプションサービス、便利ですよね。
しかしながらそんな定額ストリーミングサービスで利用できないアーティストやアルバムが少なからず存在するのも事実。
今回はそんなサブスクにない主要なアーティストやアルバムの一覧を作ってみたので、CD購入やレンタルの際の参考にしてみてください。(最終更新日:2022年12月20日)
邦楽
あ行
・小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』(又は『Dogs』)
やたら高い限定版CD☝が出たばかりなんでしばらく解禁するつもりはないのか……。とはいえ最高傑作だと思う。
か行
・角松敏生:シティポップの代表的なミュージシャンとしても海外で注目されているシンガーソングライター。おすすめ『AFTER 5 CLASH』
・キャロル:矢沢永吉が在籍していたロックバンド。ジョニ―大倉による日本語詞は「ロック日本語論争」にけりをつけた決定的なものだった。
・Kinki Kids:言わずと知れたジャニーズのベテランデュオ。初期は山下達郎や筒美京平、吉田拓郎など作曲陣もかなり豪華だった。
・銀河鉄道:70年代のサニーデイ・サービスともいわれるバンド。
・Cornelius『69/96』コーネリアスがメタルやハードロックの要素を取り込んで作り上げたアルバム。ツェッペリンやKISSなどの大物ロックバンドの有名リフを惜しげもなく引用してるので、権利上サブスク配信は無理……なのか?
さ行
・坂本龍一『未来派野郎』:ソロ6作目。映画『ブレードランナー』からの無許可サンプリングがサブスク化するうえで問題になっているという話。「Ballet Mécanique」や「G.T.IIº」などのポップな名曲が入っているので割とおすすめのアルバムなんですけどね…。
・シュガー・ベイブ『SONGS』 :山下達郎や大貫妙子が在籍していたことでも有名なロックバンドの最初で最後の一枚。大瀧詠一と山下達郎の共同プロデュース。
・SMAP :日本を代表するアイドルだったグループ。海外凄腕スタジオミュージシャンによる演奏が実はかなり豪華だったことでも有名。「世界で一つだけの花」から路線が変わったきがするんで、その前の代表曲を網羅したこのベストがおすすめ。多分図書館とかにもある……。
た行
・高田渡(一部を除きなし):60年代から活動を開始した日本を代表するフォークシンガー。おすすめはジャパニーズフォークの大名盤『ごあいさつ』 →22年9月初期三部作解禁
・たま:『三宅裕司のいかすバンド天国』でお茶の間に衝撃をあたえ、「さよなら人類」のヒットで知られるバンド。ベスト盤を含める数枚しかサブスクにない。
おすすめ:『さんだる』大名盤ファースト。
・CHAGE and ASKA
・頭脳警察
『頭脳警察1』
発売前に発禁になったファースト。三億円事件のモンタージュをフィーチャーしたジャケットも有名。
『頭脳警察セカンド』
発売一か月後に発禁になったセカンド。
・友川カズキ
な行
・中島みゆき:シングルのみ2022年12月に解禁。
入門としてはやはりこのベストでしょうか。
・七尾旅人の初期のアルバム→22年8月に解禁
・NUMBER GIRL『SCHOOL GIRL BYE BYE』:インディーズ時代に発表した1stアルバム。「omoide in my head」「IGGY POP FAN CLUB」収録。
は行
・↑THE HIGH LOWS↓
・P-MODEL『IN A MODEL ROOM』平沢進が在籍していたニューウェーブバンドのファースト。
・B’z→2021年5月にサブスク解禁
・Pizzicato Five(ファーストアルバムとベスト盤以外なし)
こちらも大胆なサンプリングが多いバンドなので権利関係の問題でサブスクや再発ができないのか……?
・Buddha Brand『病める無限のブッダの世界 ― BEST OF THE BEST (金字塔)』
Buddha Brand唯一のオリジナルアルバムにしてベスト盤。タイトル通り日本語ラップの金字塔的な名作。日本語ラップオールタイムベストアルバム一位にしばし挙げられる一枚。サンプリングの権利関係でやはりサブスク化は難しいか……。しかしこれはラップ好きなら買っても絶対損しない大傑作かと。
・bloodthirsty butchers『kocorono』
・BLANKEY JET CITY
・フリッパーズ・ギター『ヘッド博士の世界塔』(廃盤):小沢健二とコーネリアスが組んでいたバンドのラストアルバムかつ最高傑作と名高い一枚。サンプリングを駆使したきらびやかなポップアルバムだが、そのサンプリングの権利問題のため再発は絶望的と言われている一枚…。
・THE BLUE HEARTS
・ボアダムス(一部を除きなし)
ま行
・真島昌利:ブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズのギタリスト。やはり先の3バンド同様サブスク配信なし。
おすすめアルバム:『夏のぬけがら』
・間宮貴子『LOVE TRIP』:海外での評価も高いシティ・ポップの名盤
・3776
・村八分:日本のストーンズとも言われた、70年代に活躍した伝説のロックバンド。特に唯一のオリジナル作『ライブ』は名盤として名高い。
・モーニング娘。(というかハロプロ全般。海外では昔聴けたという情報も…)
・森田童子:「ぼくたちの失敗」で有名なシンガーソングライター。異様な透明感のあるサウンドデザインと歌声、そしてダークだけどピュアな世界観に引き込まれる。
や行
・山下達郎:今や海外での評価も高く、最もサブスク解禁が熱望されているシンガーソングライター。
おすすめアルバム『FOR YOU』
『SPACY』
『MELODIES』
・矢沢永吉『共犯者』(1989年)より前の音源なし。→22年8月にサブスク解禁!キャロルも頼む……
ら行
・ルースターズ
わ・を・ん

洋楽
A~E
・Bastro
・The Beatles『The Beatles In Mono』:ビートルズのアルバムのモノラルバージョンを集めたBoxセット。「Monoバージョンのほうが良い」「これを聴かないと始まらない」というマニアの方もいるようです…。
・Beck『Morning Phase』『Colors』(Apple Musicにはあり)
・CAN(一部を除きなし)→2021年4月にサブスク全面解禁!
・The dB’sの初期作。
・Dr. Dre『The Chronic』:Dr. Dreのファーストソロ。ヒップホップを代表する名盤。
・Dr. Octagonecologyst
F~K
・Frank Ocean『nostalgia, ULTRA』サンプリングの権利関係上かなし。
・King Crimson (一部ライブ音源を除きなし)→2022年12月にSpotifyでは全面解禁
・Jim O’Rourkeの初期作品
・The KLF『Chill Out』:アンビエントテクノの金字塔。だが大胆なサンプリングと本人たちも再発する気がさらさらなさそうのなおでサブスクはおろかCDも高騰している始末……。
L~Q
・Malavoi『Jou Ouvè』:ラテン・カリブ音楽の傑作。
・Manuel Göttsching (名盤『E2-E4』は2021年にサブスク解禁) 2022年12月に他界……。
・Nick DeCaro『Italian Graffiti』:アレンジャーとして名をはせたニック・デカロのソロ作で、AORの源流にして大名盤の一枚。
・Neil Young :Spotifyにはなし。Spotifyの人気ポッドキャスターのジョー・ローガン氏が自身の番組で新型コロナのワクチンについて誤った情報を流している事への抗議として配信停止(Apple Musicにはあり)。
R~Z
・Van Morrison『Tupelo Honey』:サブスクにないだけでなく、廃盤のため、CDも入手困難。Van Morrison初期の大名盤。
・XTC『Apple Venus Volume 1』『Wasp Star / Apple Venus Volume 2』:レコード会社移籍後の2枚で事実上の最終作。『Apple Venus Volume 1』は傑作だと思う。
サブスクにないアルバムをどうやって聴くか?
ということで、サブスクにないCDを聴くためにはどうすればいいのでしょうか?
まずは近所のTSUTAYAやGEOなどのレンタルショップに行ってCDを借りるというのが、まあ妥当な手段だと思います。
ところが最近はCDレンタルをやっていない店舗も多かったり、やっていても、そもそもここのリストに載っているようなCDは置いていなかったりもします。
そんな時におすすめなのは宅配レンタルサービスです。
TSUTAYA DiscusやDMMの宅配レンタルがおすすめです。
DMM宅配レンタルを試すあとは近所の図書館で借りるという手もありますが、これは自治体によって品揃えがまちまちですので、まずは最寄りの図書館のCDの品揃えを調べてみるといいかもしれません。