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MUSIC MAGAZINE 邦楽アルバム・ベスト100によせて

2019/08/25
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こんにちは。今回は雑誌『MUSIC MAGAZINE』の特集、50年の邦楽アルバム・ベスト100について書いてみようと思います。

いつもは10年たっても読まれるような記事を書いていこう、という裏テーマのようなものがあって記事を書いているのですが、いろいろ思うところもありまして、一過性の雑誌の特集に関することではありますが、書いてみようと思います。

それとですね、実は『MUSIC MAGAZINE』は結構バックナンバーが手に入りやすい雑誌でもあります。

品切れしていなければ10年ぐらい前の号でも入手可能なんですね(詳しくは公式Webサイトをご覧ください)。

ということでこれは10年後にも一応は需要のある話なのでは、という苦しい言い訳もしておきます。

一応前置きとしていっておきますが、詳しい順位表を乗せるのは野暮なので、リストの詳細は述べませんし、一部ぼかすような言い方をするかもしれません。あらかじめ了承ください。



「50年の邦楽アルバム・ベスト100」

さてこの「50年の邦楽アルバム・ベスト100」という特集(2019年4月号)ですが、これは同誌が50周年ということで、それを記念しての企画になります。

創刊の1969年から50年の間に発表された邦楽のアルバムで識者による投票をおこない、得票数でランキングを作成しようという試みです。

実は以前に『レコード・コレクターズ』という雑誌の増刊号で似たような企画がありました(『レコード・コレクターズ増刊 日本のロック/フォーク・アルバム・ベスト100』)

レコード・コレクターズ増刊 日本のロック/フォーク・アルバム・ベスト100 1960-1989

そのときはもっと時代を絞った(1960-1989)ランキングでした。

今回は1969年から現在まで、ということでより広い範囲でしたが、上位は結構かぶっているところが多かったです。

1位から10位ぐらいまではおなじみのメンバー、とくに1位から3位までは、「ああ、このアルバムになるよね」という感じでした。

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ヒップ・ホップは?

今回のランキングで意外というか多少なりともがっかりしたのはヒップ・ホップが上位に食い込んでいなかったことです。

同誌は2017年6月号で『日本のヒップ・ホップ・アルバムベスト100』という企画をやっていたので、そこで取り上げられた上位のアルバムが少なからず上位にくるだろうとは思ったのですが、最高位はスチャダラパーの『WILD FANCY ALLIANCE』の63位でした。

で、このアルバムは前述のヒップ・ホップベスト100では1位ではない。

いや別にそこで整合性が取れている必要はないのですが、その時1位だったBuddha Brandの『病める無限のブッダの世界~BEST OF THE BEST(金字塔)~』は、30位以内に入って欲しかったなぁ…というのが本音です。

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というのもこれ本当にスゴイアルバムで、個人的にも日本のヒップ・ホップにのめりこむきっかけをもらった一枚ですので残念でした。

まあ彼らはEP、ミニアルバムという形での発売が多く、正式なアルバムは前述のベストのみ。

「ベストアルバムをランクにいれるのはどうなのか」とか「ミニアルバムを入れるのはどうなのか」とかそういう余計なノイズが入ってしまう分不利だったのかもしれませんね。

実際にランクインしたのはミニアルバム『人間発電所~プロローグ~』の73位でした。

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くるり、ナンバーガール、スーパーカー。97年世代は?

2000年代前半に絶大な支持を得ていた日本の3バンドといえば、97年でデビューした、くるり、ナンバーガール、スーパーカー。

『rockin’ on』が同じ特集をくんだとしたらこの3バンドは100位の少なくとも50位付近には食い込んでくるのではないでしょうか。

ところがナンバガは『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』が71位。

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くるりは『TEAM ROCK』が98位。
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スーパーカーにいたってはランク外でした。

かわりにこのランクで評価が高い同時期に活躍したバンドはゆらゆら帝国。

なんと『空洞です』は4位でした。

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あの有名バンドはどうなのか

世間でのポピュラリティーよりも、後世への影響、内容のよさを重視した選出になっているため、いわゆるドメジャーなアーティストのランクは限られています。

しかし、宇多田ヒカル、ユーミン、サザン、Perfumeはランクインしていましたね。

ミスチルはともかく、スピッツはランクインするかと思ってたのでランク外は意外でしたね(『ハチミツ』が101位でぎりぎりランク外。ミスチルは『Atomic Heart』が139位)。

創刊号のおまけ

余談ですが50周年ということで創刊号がおまけとしてついてきます。

これがなかなか興味深く、デビューしたてのレッド・ツェッペリンが期待の新人バンドとして紹介されていたりします。

アルバム紹介もフランク・ザッパの『フリーク・アウト』、ジミ・ヘンドリックスの『エレクトリック・レディ・ランド』などが紹介されており興味深いです。

執筆人も意外な人がいたりします。劇作家、詩人の寺山修司、文学、ジャズ、映画の評論家、植草甚一、両名が寄稿しております。



まとめ

なんか文句ばっかりいってる気もしますが非常に面白い企画で、ディスクガイドとしても重宝するのではないでしょうか。

在庫がある限りアマゾンなどでも購入できるようです。

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ホームページには書店や、CD屋でも取り寄せ可能とありました。

この記事で気になった方は是非。

ちなみに筆者がその100枚のなかで、所有していたり、一応通しで聴いたなというアルバムは半分の55枚。

他は、気になるけれどまだ聴けていないものや、一部の曲を聴いたことがあったりするぐらいのアルバムでした。

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