ファン273名が選んだGRAPEVINEアルバムランキング

邦楽アルバムベスト100に続く、Twitter投票企画第二弾です。今回は日本を代表するロックバンドの一つ、GRAPEVINEの全アルバム、EPのランキングを投票によって決めようという企画です。

ことの発端は前述した邦楽アルバムランキングで、GRAPEVINEはトップ100には一枚しか(『Lifetime』)ランクインしなかったにもかかわらず、アルバム、EP計16枚と、ほぼ全キャリアを網羅する投票があったことからです。そして16枚もの投票があったアーティストはGRAPEVINEだけでした。下記の記事で詳しい内容はご確認ください。

みんなが選ぶ邦楽アルバムベスト100【アーティスト別データ編】

ということでファンからの票がめちゃくちゃ割れていたんですね。それでも『Lifetime』がランクインしたのは凄いことなのですが、これは一番売れた作品ですのでガチガチのファン以外の方も投票したからでしょう。

ということで、一つ疑問に思ったんですね。

それじゃあ本当にガチのグレイプバインファンが選んだら一位のアルバムってなんなんだ?

と。

本来ならその疑問だけでかなりめんどくさい大変な投票企画をやりはしないのですが、先の邦楽ランキングであまりにもファンの方の熱意が凄かったのと、

事前のアンケートでアルバム全部聴いているファンが多かったので、今回重い腰を上げて下記のように企画しました。

ルールをおさらいすると、フルアルバム16枚とEP3枚から10枚選んで、順位をつけ、さらに10曲選んで順位をつけるのが参加資格です。つまりグレイプバインのアルバムを10枚以上聴いてないと参加できない仕組みになっています。そして提出期限は一週間普段からバインのことばかり考えているおかしい奇特な人しか参加できない様になっています。

なかなかに高いハードルかと思いますが、ガチのファンの投票をみたかったのでそうしました。そうしないと一般的な知名度の高い『Lifetime』が1位になるのは目に見えてましたからね。そうなると本来の目的が損なわれてしまいます。一方そんなガチのファンにとって10曲しか選べないというのは相当な苦痛を伴う作業だったらしく、なぜか僕は鬼畜呼ばわりされていました(笑)。

そしてかなり高いハードルを設けたはずでしたが、ファンは難なくそれを飛び越え、なんと273名も参加してくださいました。前回やった邦楽ランキングの参加者が僕を含めて200名ですからこれは快挙かと…。ちなみに今回の企画にあたって僕もバインのアルバム、EPを全部で3周聴きましたが、納得できるランキングが作成できなかったため、不参加としました。

ということで前置きが長くなりましたが、早速ランキングの発表です(曲のランキングは次回発表です)。

19位から11位

19位 『覚醒』 195点

18位 『MISOGI EP』 250点

17位 『Circulator』 496点

16位 『Everyman,everywhere』 505点

15位 『TWANGS』 641点

14位 『退屈の花』 676点

13位 『BABEL, BABEL』 709点

12位 『愚かな者の語ること』 721点

11位 『Lifetime』 767点

皆さんのそれぞれの思い入れが強い&高品質な作品が多いだけに何が最下位になるのかが気になっていたところでしたが、デビューEPの『覚醒』が最下位でしたね。

そしてなんと一般的一番知名度の高い代表作の『Lifetime』がなんと11位…。実は今回の企画の裏テーマの一つが『Lifetime』が何位に来るか、だったんですよね。邦楽ランキングで最上位だった『Lifetime』が実際のガチファンにどう思われているのか、やはりバインを語るうえで外せない不動の一位なのか、それとももっといい作品あるぞー!的な一枚なのか。やっぱり内容的には文句のない一作何で1位ではないにせよ、5位ぐらいにはくるよね、と思っていたんですよ。

甘かった…。

まさかトップ10にすら入らないとは。皆さんひねくれているのかガチなのか(笑)。みんな入れるだろうと思ってあえて投票しなかった方もいるようです。

詳しくは実際発表したときの引用リツイートの皆さんのコメントをご確認ください。非常に面白いです。

結果的にこの順位でしたが『Lifetime』はグレイプバインを代表する名盤であることは確かだと思いますので、初心者は入門に聴いてみていいと思います。

個人的には一番好きな『退屈の花』が14位というのは残念でしたが、常に進化し続けるバンドなので、まあ仕方ないと思います。

しかしギターが前面に出た傑作『TWANGS』15位というのも意外でしたね。人気作二枚に挟まれて地味な扱いになってしまっていると分析されている方がいて、なるほどなと思いました。

10位から4位

10位 『ALL THE LIGHT』 780点

9位 『déraciné』 830点

8位 『ROADSIDE PROPHET』 835点

7位 『another sky』 852点

6位 『Burning tree』 930点

5位 『Here』 950点

4位 『真昼のストレンジランド』 1024点

10位がなんと最新作の『ALL THE LIGHT』。最新作がこの順位、というか代表作の『lifetime』越えってのは凄い事かと。ファン心理的なバイアスじゃなくて実際内容的にも充実作だと思うし、一位でも納得できる内容だと思います。

6位 『Burning tree』。内容的に作風ががらりと変わった実験的な一枚。普通作風が変わると結構叩かれたりするもんですが、バインファンはきっちり高評価(笑)。一位に推してるかたも多かったです。正直これが一位だったらめちゃくちゃカッコ良かったとは思います(笑)。 いやでも6位でもすごいですよ。だってこれ2015年の結構最近のアルバムですからね。『ALL THE LIGHT』『ROADSIDE PROPHET』もそうですけど、最近のアルバムがこんなに評価されてるっていうのはグレイプバインは実にいいファンを持ってますね。まあ創作力が衰えずに実際にクオリティの高い作品を出せてるというのが凄いんですけどね。

5位 『Here』。リーダー(オリジナルメンバーのベーシスト西原誠)在籍作で最高位がこちらになりました。この順位は結構僕は意外だと思っていたんですよね(というか正直最下位だと思っていた…)。決してキャッチーな内容でもないですし、グレイプバインが『Lifetime』の次の布石として、スターダムに上り詰めるか、というところであえて外したようなアルバムですので、ファンには人気ないと思い込んでいたんですよ。わたくしが100%間違っておりました。

4位 『真昼のストレンジランド』。1位を争うかと思っていた中期の傑作が4位。これも意外でしたね。

3位から1位

3位 『イデアの水槽』 1041点

2位 『From a smalltown』 1335点

1位 『Sing』 1478点

えーどうでしょうか。正直コメントがみつからないというか…。実にらしい結果ですよね。バラエティー豊かでわかりやすい曲も結構ある『イデアの水槽』が上位なのはわかるとして、2位の『From a smalltown』とか結構内容も暗いし、歌そのものよりもバンドアレンジトータルで聴かせる楽曲が大多数なんで、結構玄人筋にウケる一枚だと思うんですよね。それが2位という(笑)。皆さん耳が肥えているというか、捻くれているというか(笑)。1位の『Sing』『From a smalltown』よりは一般的に聴きやすいとは思いますけど、やっぱり音楽聴きたての人が一発で好き! ってなりやすい一枚ではないなと…。まあ前評判が高かったので1位は意外ではありませんでしたが…。2位はやっぱり驚きました。7位ぐらいだと思っていました。

まとめ

ということで1位は『Sing』でした! 1位に関してはまあ予想通りだったんですけれど、これがこの順位なんだというのはわかって非常に面白かったです。結果をおさらいしてみましょう。

1位 『Sing』 1478点
2位 『From a smalltown』 1335点
3位 『イデアの水槽』 1041点
4位 『真昼のストレンジランド』 1024点
5位 『Here』 950点
6位 『Burning tree』 930点
7位 『another sky』 852点
8位 『ROADSIDE PROPHET』 835点
9位 『déraciné』 830点
10位 『ALL THE LIGHT』 780点
11位 『Lifetime』 767点
12位 『愚かな者の語ること』 721点
13位 『BABEL, BABEL』 709点
14位 『退屈の花』 676点
15位 『TWANGS』 641点
16位 『Everyman,everywhere』 505点
17位 『Circulator』 496点
18位 『MISOGI EP』 250点
19位 『覚醒』 195点

こうしてみると結構僅差のところもあって、参加人数が変わったらまた結果も変わりそうです。しかし思ったよりも1位から3位の間のそれぞれの差は大きかったです。

また今回発表していくなかでファンの皆様の反応を見るのが非常に楽しかったですね。Twitterやってる方は、是非ハッシュタグの「#GRAPEVINE総選挙2020」を見てみてください。2020年11月15日に発表しましたので、その時のこのハッシュタグで当日の様子がわかるかと思います。阿鼻叫喚です(笑)。

最後に二つ言っておきたいんですけど、最初に言った通りこの集計はガチガチのバインファンを対象にしています。ですので一位がバイン入門として適切かはちょっとなんとも言えないです(笑)。僕は2枚組のベスト盤か『Lifetime』でいいと思っています。そしてベスト盤は2枚組なんで、2枚目から聴き始めるのがおすすめです。

それから下位の作品が駄作というわけでは決してないです。あの『Lifetime』が11位ですし、僕の好きな『退屈の花』は14位ですからね。ということでグレイプバインをあんまり詳しくないあなたへのファンの総意は

「全 部 聴 け !」

ということだとおもいます…。

そして次回はいよいよ曲のベスト50を発表します。これはアルバムランキング以上に波乱を呼びました(笑)。ファンのひねくれ具合がいい感じに出ています。

ファン273名が選んだGRAPEVINE名曲ランキング

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