PR

耳コピする際、初心者が陥りがちな3つの落とし穴

今回はギターで耳コピ(フレーズやコードを聞き取る)する際の初心者が陥りがちな大きな3つの落とし穴について語っていきたいと思います。

僕は趣味で一時期耳コピにすごくハマっていた時期がありました。

その時は1年位で400曲ぐらいコピーしてたんですね。

曲によって耳コピしやすいしにくいはもちろんあって、やはり難しい曲は耳コピ初心者の方は避けた方が無難だと思います。

ということでギターで耳コピし辛い曲を回避するためのコツみたいなものを紹介していきたいと思います。

ギターでと書きましたが、ピアノやベースで耳コピする際にも当てはまることも多いでの参考にはなるかとおもいます。

まずは最初にその3つの落とし穴について簡単に紹介しましょう。

① J-POPコード多すぎ、凝りすぎ問題

②チューニング違う問題

③周波数違う問題

この三つの問題を抱えていない曲を選ぶことが、耳コピ初心者にとって大事だと思います。

それでは1つずつ詳しく説明していきましょう。

1. J-Popコード多すぎ、凝りすぎ問題。

いわゆるJ-popと言われる日本のヒット曲って、展開が凝っていたり、複雑だったり、難しいコードを使っていたりするんですね。

例えばほとんどの曲がAメロBメロサビって言う展開を持っているじゃないですか。

2番の後にブリッジと言われるまた別のパターンも出てきたりもします。

耳コピって基本的に根気のいる作業なんで展開が多ければ多いほど長い戦いになるんですね。

繰り返しが多い曲はスッとコピーできてしまったりするんですけど。

慣れない初心者には展開の多い曲はきついです。

ただでさえ不慣れな作業でストレスなのに先が見えないときてる。

これでは楽しくなる前に投げ出したくなります。

また、曲の展開が多いのにあわせて使用しているコードの数も多くなりがちです。

中には初心者には想像もつかないような、とても複雑なコードもあって、そのコード単体だけでもコピーするのに時間がかかったりしますし、いくらトライしてもコピーできなかったりします。

ですので結論としては、初心者のうちは、なるべく展開がシンプルで使用コード数がすくなそうな曲をチョイスするのがコツです。

もちろん自分が好きな曲でどうしてもチャレンジしたいということであれば是非やるべきです。

ただし行き詰まったらすぐに投げ出して他の曲のコピーに移ることです。

後で耳コピが上手になったらできるようになる事もあります。

当サイトでは2つのコードしか使ってない超シンプルな名曲の特集もやりましたので、良かったら耳コピに挑戦してみてください。

コード2つでも曲が作れる!初心者でも簡単に弾ける!コードを2つしか使ってない名曲
ギターやピアノをやってる人だったら曲を演奏したいなって時に、使うコードがいっぱいあると、 「うわっ、コード沢山…面倒くさいなぁ…」 ってことありますよね。 大抵のJ-Popって凄くいっぱいコードを使ってるからコードを覚えるだけでも大変なんで...

2. チューニング違う問題

これはピアノはあんまり関係ないですね。

一般的なギターのチューニングは6弦から1弦まで順番にE A D G B E(ベースは4から1弦までE A D C)ですが、変則チューニングという普通じゃないチューニングを好んで使うアーティストがいたりします。

そうすると従来のスタンダードなチューニングでは対応できない低い音とかが出てきてしまうんですよね。

よく知られているところですとBUMP OF CHICKENとかは半音下げといって通常のチューニングを半音下げたチューニングを多用していますので注意が必要です。

半音下げは6弦から1弦まで順番にEb Ab Db Gb Bb Ebですね。

あとはドロップDというチューニングがありまして、6弦だけをDまで落として(ドロップさせて)チューニングします。

これらは、ギターで一番低い音がDとかEbだったりするとか、普通のチューニングでどうも弾きづらいフレーズがあるとか、音の響きが違う時に疑ってみるといいと思います。

が、いづれも初心者にはハードルが高いので、こういったチューニングを多様するミュージシャンの曲を耳コピするのは慣れてからの方が無難でしょう。

3. 周波数違う問題

長く耳コピを続けているとどうあがいても合わないぞ、という曲がでてきます。

そういう曲は大抵、周波数が違います。

実はですね、一般的な基準周波数というのがありまして440Hzなんですけれども、大抵の楽曲はこの周波数にあわせてチューニングされているんですね。

ギターでいうとAの音が440Hzですね。

音叉は大抵440Hzがなるようにつくられているので、音叉でギターをチューニングするときには音叉にギターのAの音を合わせます。

ところがたまに440Hzとは違う基準のチューニングの音源があったりするんですね。

例えば初期のヴァン・ヘイレンとかパンテラなんかがそうで、半音下げとレギュラーチューニングの間ぐらいにチューニングしてあげるとチューニングがあったりします。

オアシスの1枚目のアルバムと2枚目も実は周波数が違います。

レディオヘッドの『ベンズ』というアルバムでは曲毎に440Hzだったり違ったりして面白いです。

ポイントはしばらく耳コピをトライしてみて全然合わないなと思ったら音源を聴きながら一つの弦のチューニングをちょっとずらして合うようにしていきます。

その弦がようやくあってきたら、その弦の周波数を調べて他の弦もその周波数に合わせてチューニングします。

すると耳コピがグッと楽になります。

チューナーによってはcalibというボタンで周波数を440Hzからいじれたりします

いずれにしても慣れが必要ですので(慣れてしまえば面倒なだけで簡単なんですが)全然合わないなと思ったら周波数を疑って初心者は回避するのが吉です。

まとめ

どうだったでしょうか。

初心者が行き詰まりがちな3つの罠について解説してみました。

何回か言っているように行き詰ったらさっさと次の曲に移って、実力がついてきたらまた挑戦してみる、というのが楽しく耳コピを続けるコツです。

耳コピができると得することばかりですので、楽器をやられる方は是非、トライしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました