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ギターより目立つ!ベースのカッコいい曲をセレクト【洋楽】

2018/12/09
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みなさんは音楽を聴くときベースギターを意識して聴くことはありますでしょうか。

ベースはギターより低い音域を担当する通常4本の弦の楽器です(5弦、6弦もある)。

普段ベースを弾く方は結構意識して聴いているかと思います。

が、そうでない方は、ベースに注目して音楽聴くことって、なんとなく少ないんじゃないかなって思います。

今回はベースに注目してみようという企画でして、ベースに興味を持ってもらえるような、ベースラインのカッコいい曲を様々な角度から選んでみました。



①パンク、ニューウェーブのカッコいいベース

最初のセクションでは70年代後半からのパンク、ニューウェーブのバンドの、ベースがカッコいい曲を紹介していきます。

ザ・ジャム「イン・ザ・シティ」The Jam “In The City”


一発目はイギリスのパンクバンド、ザ・ジャムのデビューシングル「イン・ザ・シティ」。

ジャムのデビューシングルにして最強パンクアンセムです。

ブルース・フォクストンの、これがリッケンバッカーベースの音じゃぁ、

と言わんばかりのゴリゴリとしたベースサウンドが熱い!

スーツを着てガンガン動きまわるステージアクションもカッコイイですね。

ジャムはその後、音楽性を変化させパンクにとどまらないサウンドを展開。

ベースという観点でいえば後期の曲「悪意という名の街」(原題”Town Called Malice”)もオススメです。

エルビス・コステロ&ジ・アトラクションズ「パンプ・イット・アップ」(Elvis Costello & The Attractions “Pump It Up”)

次に紹介しますのは、エルビス・コステロ&ジ・アトラクションズの「パンプ・イット・アップ」。

ミスチル の「シーソーゲーム」の元ネタでもあるこのPV。

どの楽器もかっこいいですが、ブルース・トーマスのメロディアスかつクールなベースラインが印象的です。

エルビス・コステロは、初期には当時全盛期だったパンクロックや、パブロックのような音をだしていました。

その時一緒にやっていたバンドがアトラクションズです。

この時期のコステロのバンドサウンドは非常にカッコいいのが多いので、バンドやっている方は必聴です。

エルビス・コステロといえば、その初期作のプロデュースをしていたのが、ニック・ロウ(Nick Lowe )。

そんなニックのデビューアルバム『ジーザス・オブ・クール』(Jesus of Cool)から、

アイ・ラブ・ザ・サウンド・オブ・ブレイキング・グラス」
(“I Love The Sound Of Breaking Glass”)
をご紹介。

ニック自身がベーシストですが、この曲では Andrew Bodnarがベースを担当しています。

ベースに限らず、すべてのパートがクールな1曲。

ザ・クラッシュ (The Clash)「ロンドン・コーリング」(“London Calling”)

さて、パンクバンド、そしてベースといえばこの曲を挙げないわけにはいけません。

ザ・クラッシュ (The Clash)の「ロンドン・コーリング」(“London Calling”)です。

ベーシストはポール・シムノン。

この曲の持つ不穏な雰囲気は、

どっしりとしたこのカッコいいベースに支えられている、

といっても過言ではありません。

クラッシュもジャム同様、その音楽性をパンクにとどまらせず、

レゲエやダブ、ヒップホップまで取り入れて幅広い音作りをしていきました。

なかでもベースで特筆すべきは「7人の偉人」(The Magnificent Seven)。

クラッシュ流ヒップホップのこの曲は1980年に発表されました。

ビースティーボーイズやRun DMC前の時代の話です。

ベースはシムノン先生ではなく、ノーマン・ワット=ロイ。

同じベースリフを繰りかえすこの曲は、ベース練習曲としても最適ですね。

デヴィッド・ボウイ  「夜をぶっとばせ」

David Bowie “Let’s Spend The Night Together”

さて、このセクションで最後に紹介したいのは、

デヴィッド・ボウイ (David Bowie) によるローリング・ストーンズのカバー曲「夜をぶっとばせ」
(原題:”Let’s Spend The Night Together”1973年発表)。

この時期のボウイはいわゆるグラムロックというジャンルにくくられるのが一般的ですし、

パンク以前の演奏ですが、パンク以上にパンク的なこのナンバーを紹介せずにはいられません。

ストーンズの原曲が呑気にみえる程の狂気と狂騒があふれるこの暴力的な演奏をリードするのは、

縦横無尽に駆け回るメロディアスかつ凶悪なTrevor Bolderによるベースです。

必聴。



②ギターよりも目立つベース! ベースリフ、ベースソロの紹介

さあ、このセクションではギターよりベースが目立っている曲を紹介します。

まずはベースボーカルのレス・クレイプール(Les Claypool)率いるアメリカ変態オルタナバンド、プライマス (Primus) から1曲。

ベースリフでグイグイ聴かせるナンバー

「ジェリー・ワズ・ア・レース・カー・ドライバー」
(“Jerry Was A Race Car Driver”)
をチョイス。

いやぁ。かっこいいですね。

ベースでギターより目立ちたい!

という人は是非参考にしていただきたいと思います。

ベースリフといえばレッド・ホット・チリ・ペッパーズによる、

スティービー・ワンダーのカバー、

「ハイヤー・グラウンド」(Higher Ground)。

フリーによるこのベースリフ。

ベーシストでよく腕慣らしや練習に弾くというかたも多いのではないでしょうか。

お次はハードロックバンドといえばこのバンド、

ディープ・パープル (Deep Purple)から、ベースソロが聴ける、

「ピクチャース・オブ・ホーム」(“Pictures Of Home”)をご紹介。


3:40頃から始まるロジャー・グローヴァーによるベースソロフレーズ。

かっこよくてゾクゾクします。

初めて聴いたときは鳥肌が立ちました。

で、ベースソロといえばはずすわけにいかないのが、

ブリティッシュブルースロックバンド、フリー (Free)

「ミスター・ビッグ」(Mr.Big)

問題のベースソロですが3:08ぐらいから聴けます。

ベーシストはアンディ・フレイザー。

余談ですが、日本でも大人気だったアメリカの超絶技巧ハードロックバンド、

Mr.Bigはこの曲からその名をとりました。

というわけでMr. Bigの曲をついでにあげないではいられません。

ベースのビリー・シーンの超絶技巧とステージアクションが存分に味わえる

「アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ」(Addicted To That Rush)のPVをもって、このセクションのしめとさせていただきます。





③ベーシストじゃないけれど…

このセクションではベーシストじゃないバンドメンバーが弾いているカッコいいベースを取り上げます。

まずはローリング・ストーンズの「悪魔を哀れむ歌」
(The Rolling Stones “Sympathy for the Devil”)

ストーンズのベースはビル・ワイマンですが、この曲ではギターのキース・リチャーズが担当

ビル・ワイマンの演奏に満足できなかったキースが「俺にやらせろ」とかいったかはわかりませんが、ポジションを奪ったそうです。


続いてはイギリスを代表するバンド、レディオヘッドの代表曲、「ナショナル・アンセム」

アメリカの人気TV番組、サタディ・ナイト・ライブでのこの曲の演奏をきっかけに『Kid A』がアメリカでヒットすることになりました。

が、スタジオ盤のベース演奏はベースのコリン・グリーンウッドではなく、ボーカルのトム・ヨーク

実はこのフレーズ、トムが10代からあたためていた ベースリフだったのです。

コリンはさぞ悔しがったことでしょう。

こんな美味しいベースリフは自分で思いつきたかったはずです。

この曲については以前にも取り上げましたので、詳しく知りたいかたはご覧ください。

現代を生きる我々に捧げられた「国歌」。Radiohead “The National Anthem”

④バンド以外でベースがカッコいい曲

さていよいよこの特集も最後のセクションになりました。

ここではいわゆるバンド勢以外、クラブミュージックや電子音楽系のカッコいいベースラインを取り上げます。

といってもそういった音楽では低音は命です。

低音がカッコいい曲はそれこそ無数にあって、きりがありません。

ということで普段低音はシンセサイザーは打ち込み音源で表現されることが多いこのジャンル。

今回はベースギターの音をフィーチャーしたものをピックアップしてみました。

最初はスクエアプッシャーの「テトラ-シンク」(Squarepusher “Tetra-Sync”)。

エレクトロニック・ミュージック、IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)シーンをリードするスクエアプッシャーことトーマス・ジェンキンソン。

いわゆる電子音楽が主戦場の彼ですが、ベースも演奏できるのです。

いや、演奏できるとかそんなレベルではなく、前述したレッチリのフリーをして、地球上で最高のベースプレイヤー(the best electric bass player on the earth)と言わしめるほどの実力者でもあります。

今回取り上げるのは、全編ベース演奏をフィーチャーしたこのナンバー。

この曲を収録し、彼のベース演奏が存分に堪能できる2004年発表のアルバム『Ultravisitor』もオススメです。

お次はイギリス、ブリストル出身の音楽ユニット、

マッシヴ・アタック (Massive Attack) の大名盤1stの、ど頭の一曲

「セイフ・フロム・ハーム」(Safe From Harm) をセレクト。

いつもこのベースのイントロでワクワクします。

シンプルなフレーズの繰り返しですが、一曲弾き続けるのは結構大変でして、

ベース練習曲としても重宝するかと思います。

まとめ





いかがだったでしょうか。

ベースを弾く人も弾かない人も、ベースを普段意識せずに聴いていた人も楽しんでいただけたらと、思います。

が、他にもメロディアスなベース特集や、とにかく踊れるベース特集を計画中ですのでしばしお待ちください。

また、今回は邦楽からのチョイスはありませんでしたが、

以前取り上げたスーパーカー の『Answer』は、

フルカワミキのめちゃくちゃかっこいいベースが堪能できるアルバムですのでオススメです。

何故か過小評価されがちな傑作。スーパーカー『ANSWER』。その理由とは。

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