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雨の日ソングス。物憂げな雨の日に、家でじっくりと聴きたい曲を厳選

2018/11/24
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皆さんは雨の日は好きでしょうか。

出かけづらい、洗濯物が乾かない、デメリットは色々あるかと思います。

こんな日は思い切って家で、たまっていた雑用や家事を片付けたり、

部屋のなかでゆっくり音楽でも聴きながら読書などしてみるのはいかがでしょうか。

部屋でゆっくりと雨音まじりに音楽を聴くのも最高の贅沢の一つです。

安らかな気分になってリラックスし、日々の疲れを癒してみましょう。

というわけで、今回は雨の日ソングをお送りしたいとおもいます。

まえがき・選曲基準

今回このリストを作ってみたきっかけは、

「みんなどういう曲を雨の日に好んで聴いているのかな」

という素朴な疑問からでした。

雨をテーマにした曲はそれこそ星の数ほどあります。

しかしそれが「雨がふっているときに聴くにふさわしいか」というとそうでもありません。

今回はあくまでも、

「雨がふっているときに家で雨音と一緒に聴いて心地よい曲」

を基準に、数ある雨ソングのなかから吟味してそういう曲を厳選してみました。

あなたを守る歌

  • マッシヴ・アタック「プロテクション」Massive Attack “Protection”


イギリス、ブリストル出身のトリップ・ホップやブリストル・サウンドでくくられる音楽ユニット、マッシブ・アタックの名曲をチョイス。

セカンドアルバム『プロテクション』(Protection)からのタイトルトラックです。

アウトロで雨のSEが入っちゃってるのである意味卑怯なんですが、浮遊感のあるサウンドが心地いいですね。

ボーカルはエブリシング・バット・ザ・ガール(Everything But the Girl)のトレイシー・ソーン(Tracey Thorn)

透明感のある優しいボーカル。

低音が非常に深い包み込むようなベースサウンド。

いつまでも続いていくような心地よいリズムトラック、ワウの効いたギター。

徐々に大きくなっていくピアノ。

あなたを守るというメッセージの歌詞。

すべてが雨の日に部屋の中でじっくりと聴くにふさわしい演出になっています。

プロモーション・ビデオが非常に面白いですね。

どうやって撮影しているんでしょうか。

監督は『エターナル・サンシャイン』やビョークのプロモーション・ビデオで有名なミシェル・ゴンドリー。

優しいサウンドと別離と

  • フェアーグラウンド・アトラクション「風が知ってる私の名前」Fairground Attraction ”The Wind Knows My Name”


1987年活動開始、1990年に解散したイギリスのフォークロック、ソフトロックバンド、フェアーグラウンド・アトラクション。

この曲は1988年発表のデビュー作にラストになってしまった名盤、『ファースト・キッス』(原題:The First of a Million Kisses)から。

このアルバムは本当にいい曲が沢山詰まった捨て曲なしの名盤です。

一枚丸々雨の日に聴きたいですね。

落ち着いていて切なく、やさしい曲がいっぱい入っています。

その中から一曲選ぶのはなかなかハードでしたが、この曲にしたいと思います。

邦題がやや誤訳っぽいですが、恋人の別れの歌です。

なぜ別れるのか。

主人公の女性(男性でもいいですが)が、自分の生き方を貫きたいひとなんですね。

やりたいことをするし、行きたい場所に行く。

そのために旅ただなければいけない。別れなければいけない。

それを風が私をよんでいる、と表現しています。

ボーカルのエディ・リーダーのエモーショナルで、どこか癒しを与えてくれるような歌声。

バックの落ち着いた演奏。

ワルツのリズム。

すでに自分の人生から去ってしまった人たちを思い出しながら、雨の日にしっとりと聴いてみてはいかがでしょうか。

轟音サウンドと雨の親和性

  • アッシュ「ゴールドフィンガー」Ash “Goldfinger”



北アイルランド出身の3ピースロックバンド。

女性ギタリストを迎えて4人体制で活動していた時期もありました。

この曲がリリースされた1996年当時、彼らはなんとまだ10代でした。

「ゴールドフィンガー」は彼らの最初のイギリスでのトップ10ヒットとなったシングルです。

嵐の雨の日に自宅の地下室で彼女をまっている、

というような内容です。

全編で鳴り響く轟音ギターが激しい雨の感じを演出しています。

ちょっとけだるくて切ないボーカルもいいですね。

その歌声と憂鬱に聴き惚れる

  • カーペンターズ「雨の日と月曜日は」Carpenters “Rainy Days And Mondays”


直球のタイトルできました。

雨ソングといえばこの曲を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ボーカルのカレン・カーペンターがプロモでドラムをたたきながら歌っていますが、実際にこの曲で叩いているのは、名セッションドラマーのハル・ブレイン。

雨の日と月曜日は気が滅入ってしまう…しかし、根本的な原因は誰からも愛されているっていう実感がないこと、

という内容です。

それにしてもカレンの歌の素晴らしいこと!



日本的な情緒にやられる

  • サニーデイ・サービス「あじさい」



名盤の誉れ高い2ndアルバム『東京』(1996年発表)より。

サニーディは本当に季節感のある曲を作るのがうまいですね。

イントロの艶っぽいアコースティックギターといい、ストリングアレンジといい、あとはなんといっても歌詞が雰囲気をつくっています。

この曲は家の中だけじゃなくて、雨の日に町を散歩しながら聴きたい曲ですね。

フロントマンの曽我部恵一が梅雨に帰省している時に書いた曲。

レコーディングも殆ど彼一人でこなしました。

2000年代前半を彩った雨ソング


  • くるり「ばらの花」

90年代の終わりに突如登場し衝撃を与えた京都出身のロックバンド、くるり。

そんな彼らの代表作で最高作との呼び声も高い『TEAM ROCK』からのシングル曲。

00年代を代表する一曲といっても過言ではない名曲にして、わすれてはならない雨ソングです。

このころはこの曲に影響された曲が沢山でてきていました。

それぐらいインパクトがあった曲なんですね。

コーラスはスーパーカーのベース、フルカワミキ。

人気バンドのセクシーな雨ソング

  • Mr.Children「マーマレード・キッス」

Mr.Childrenの三枚目のアルバム『Versus』に入っている曲です。

ベストアルバムにも入っていない、知る人ぞ知る的な曲ですが、埋もれてしまうにはもったいない曲。

非常に幻想的なムードの中、恋愛模様が描かれております。

ミスチルの中でもかなりセクシーな部類の曲。

子供の時、恋愛って、キスってどういうのかなぁと、かなりドキドキして聴いていたのを思い出します。

ミスチルだとほかにも四枚目の『Atomic Heart』に入っている「雨のち晴れ」なども雨が、キーワードになっていますね。

ただこちらは「今は土砂降りの様につらいときもあるけど、もうちょっとがんばっていけばそのうち晴れてくるさ」的な、歌です。

ですので、雨の日に聴きたいというのとはちょっとちがうかなと思ってはずしてます。



まとめ

いかがでしたでしょうか。

冒頭でも少し触れましたが、曲名に雨が入っている曲は結構あります。

ただ、それが雨の日に聴くのにマッチしているかというと必ずしもそうではないという…。

ビートルズの「レイン」とか、スピッツ「あじさい通り」など、

雨が出てくる曲は沢山あります。

ただ自分が雨の日に聴きたいのとはちょっと違うんですよね。

ミスチルのところにもちょっと書いたのですが、「雨」は苦難とか、憂鬱、不幸のメタファーとして使われることが多いです。

そういった意味で「雨」というアイテムが使われているだけの曲は、選からはずしました。

あくまでも雨の日にけだるい雰囲気の中聴いてみたい曲を選んでみました。

それと、雨上がり系の曲も多いですね、福山雅治の「squall」とか。

また別個にそういったものは取り扱っていきたいと思います。

というわけで雨の日に窓から外を眺めつつじっくり聴きたい曲でした。

(文中敬称略)

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