2021年4月の備忘録

今月も備忘録をお送りしたいと思います。

4月は80年代アルバムベスト曲ベストをやっていたんであんまり新しいものは開拓できなかったですが、それでも合間合間で素晴らしい出会いや発見があったので紹介していきたいと思います。

“Here but I’m Gone” Curtis Mayfield

Here but I'm Gone

カーティス・メイフィールドの遺作になってしまった、1997年作の『New World Order』より。他の曲もいい曲なんですけど、この曲だけ異様にカッコいいですね…。

この曲、このアルバムの2年ほど前に登場したディアンジェロみたいなんですよ。ネオソウル的な雰囲気をもった1997年の最新の音を出してるって感じなんです。

今聴いても全然古さを感じさせないカッコいい曲ですね。

余談ですけど、カーティス程サウンドがCoolなアーティストってなかなかいないと思うんですよね。晩年まで彼はかっこよかった一つの証明みたいな曲ですね。

 Exotic Worlds and Masterful Treasures / Stimulator Jones  

Twitterのフォロワーさんに教えていただいたアーティストなんですけど、ソウルミュージックの影響を中心に、踊れて心地よい、音楽が詰まっている一枚。

2018年発表ということなんですけど、まったくしらなかったですね。

ソウルやディスコように踊れるビートに、80sみたいなポップで心地よいサウンドに現代的な力強い打ち込みのビートと、とにかく時代時代の心地よいサウンドを引っ張て来たような極上のポップミュージックが展開されているアルバムです。

Stones Throwというレーベル所属のアーティストで最初はヒップホップDJとして活躍していたみたいで、すべて自分で演奏されたものだとか。

おすすめは、「Need Your Body」ですね。

この曲聴いてるとめちゃくちゃ幸せな気分になります…。ドリーミィ…。 

Need Your Body

『HELP EVER HURT NEVER』藤井風

ツイッターの音楽好きの間で話題になっていて、なんとなく聴くの後回しにしてたんですけど良いです(笑)。もっと早く聴いておけば良かった。

岡山弁を織り交ぜたシニカルな歌詞、R&Bやソウルミュージックを下敷きに現代的なかっちりとしたプロダクションと確かな歌唱力で聴かせる良作でした。

歌いかたや声質が、ちょっと毒気のある歌詞とかもオリジナル・ラブっぽいですね。ルーツが似ている気がしますし、藤井風が好きな人はオリジナル・ラブを聴いてみてもらいたいです。そしてオリジナル・ラブすきな人は是非藤井風を聴いてもらいたいです。

「OK&GO」ART-SCHOOL

ART-SCHOOL「OK & GO」MUSIC VIDEO

ART-SCHOOLってもう20年近くやってるベテランバンドなんですけど、この曲の歌はそういったベテランくささがまったくせず、むしろ拙い感じがするんですよね。

OK &GOっていう「もうちょっとなんとかならかったのか感」のあるタイトルとかBメロ部分とかも、熟練バンドっぽくない。でもですよ。だからこの曲はいいんですよね。

幼いころに「普通に」ただ家庭をもったりしてキャッチボールを子供とする、ただそれだけが夢だったっていう歌詞なんですけど、歌の拙さが何となく歌の主人公の子供の頃の純真さを想起させる様になってて余計に切ない感じがでていると思います。

ナンバーガールの中尾健太郎、モーサムトーンベンダーの藤田勇と両氏のどっしりとした重厚なリズム隊も聴きごたえバッチリです。

“Brand New Day (Cornelius Mix)” Sting

Brand New Day (Cornelius Mix)

リミックスって面白いものはおおいんですけど、原曲を超えるものとか、原曲とは別種の良さを提示しているものにはなかなか出会えてないので、積極的に掘ることはしてないんですけど、これはいいですね。

スティングの曲で、スティーヴィー・ワンダーがゲストでハーモニカ吹いていて、それをコーネリアスがリミックスしているんですけど、三者のいい所が絶妙なバランスで出ているリミックスなんですよ。

面白いのがこれは2000年リリースなんですけど、2001年リリースのコーネリアスのアルバム『POINT』みたいな音像で、このころには既に次作のスタイルが出来上がっていたんですね。

そういう意味でも結構重要なリミックスなんじゃないかと思います。

Music From Big Pink 50th Anniversary Edition Remix / The Band 

実は4月よりちょっと前に知ったんですけど、ザ・バンドの名盤ファーストアルバムを80年代に主に名を馳せた、ミキシングエンジニア、ボブ・クリアマウンテンがミックスしなおしたのが今回紹介するMusic From Big Pink の50周年版になります。

ボブ・クリアマウンテン(以下ボブクリ)といえばブルースロックバンド、Freeのベスト盤をリミックスして、彼らの良さである、渋みとかブルージーな音の質感を台無しにした、リバーブでべしゃべしゃにしたミックスに仕上げた張本人なので、個人的には70年代以前の作品に彼がミキシングを施すというのはもう失敗するとしか思えなかったんですけど、これがめちゃくちゃいいんですよね。

ボブクリのミックスって80年代以降の音像にはめちゃくちゃ良いんですけど、ザ・バンドの1stがこれにマッチするとは思っても見なかったです。とにかく全てのパートが生き生きして聴こえますね。とっつきにくいことで有名な本作ですけど、一度挫折した方もこのニューミックスで再トライしてもらいたいです。なによりこの僕が今までこの1stにピンと来てなかったんですけど、これを聴いてどハマりしましたね。

このミックスが今後定番となっていくかもしれないですけど、どこかのタイミングでつぶされる可能性もなくはないので、サブスクで聴けるんですけど今のうちにCD買っておきたいなと久々におもいましたね。

同じ意匠で2ndの50周年盤もボブクリがミックスしてるんですけどこれが全然良くないんですよね笑。2ndは元のミックスのが良いです。

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