PR

ポール・バーホーベンの全作品で、見たやつに点数とコメントつけていく。おすすめ作品も紹介。

今回は独特のブラックユーモアとバイオレンス描写が人気のオランダの映画監督ポール・バーホーベンの作品に点数とコメントをつけていきたい。

Wat Zien Ik?(1971年)

未見。二人の娼婦にまつわるコメディ。

『ルトガー・ハウアー/危険な愛』Turks fruit(1973年)

 未見。バーホーベン作品常連で、のちに『ブレードランナー』ロイ・バッティ役で有名になるルトガー・ハウアー主演のエロティック・ラブロマンス。初期の代表作でかなり過激な内容らしい。いつか見たい。

『娼婦ケティ』 Keetje Tippel (1975年)

未見。当時のオランダで一番製作費がかかった映画という触れ込みで本国でヒットした一本。十九世紀末のオランダを舞台としたKeetje Tippelの数奇な運命をめぐる物語。

『女王陛下の戦士』Soldaat van Oranje (1977年)

未見。二次大戦下のオランダの学生たちを描いた一本。

『SPETTERS/スペッターズ』 Spetters(1980年)

 未見。モトクロスに情熱を燃やす若者たちが、夢と現実の狭間でもがきながら成長していく姿を描く青春ドラマ。高橋ヨシキさんがおススメしてたので是非見たい。

『4番目の男』De Vierde man(1982年)

これも未見。作家の男が謎めいた未亡人に惹かれ、現実と幻覚の境界が揺らいでいくサイコロジカルホラーもの。

『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』Flesh & Blood(1985年)

 ルトガー・ハウアー主演の中世のイタリアを舞台とした冒険活劇。アメリカにわたってからの初めての作品。結構期待して彼らしいエログロ描写もあったが、個人的にはもっと過激なものを期待していたので、10点中5点。ひょっとしたらアメリカでの初監督作でまだ持ち味を発揮できてなかったのかもしれない。ただ好きな人も多い。

『ロボコップ』Robocop(1987年)

 低予算ながらも大ヒットを記録した出世作にして代表作。殉職した警官がロボットとなって甦り、悪人を懲らしめていくという、ブラックユーモアと残虐描写を特徴としたダークなヒーロー映画。とにかく登場人物の死に方がエグイし、利益追求の企業や民営化問題をブラックユーモアでおちょくりまくった容赦ない感じが痛快『デッドプール』がギャグを交えて酷いことをするのに対して、こっちは酷すぎて笑える感じ10点中9点。バーホーベン入門としてもおすすめ

『トータル・リコール』Total Recall(1990年)

 フィリップ・K・ディック原作。火星を舞台とし、平凡な男が植え付けられた記憶の謎を追う中で、自分の正体と世界の真実に揺さぶられていくSFアクション。当時すでにスターだったシュワちゃんの顔面をパンパンにふくらましたり、鼻の穴に器具をぶち込ませたり、バラバラにしてみたり、やりたい放題。定期的に見たくなる。10点中8点。

『氷の微笑』Basic Instinct(1992年)

 小説家であり、富豪でもある女性の周りを渦まく殺人事件の謎をとく、マイケル・ダグラス主演、シャロン・ストーン出演のエロティックサスペンス。シャロン・ストーンが尋問されるシーンはあまりにも有名。僕はブライアン・デパルマも好きだが、途中から「これデパルマが撮ってもよかったな」とおもったくらいヒッチコック的なサスペンス。「これはしつこいなー」っていう思わせぶりなサスペンスシーンもにてる。10点中6点。

 余談だが、ヒッチコックがもっと生まれるのが遅かったら、相当どぎつい作風になってそう。

『ショーガール』Showgirls (1995年)

 ラスベガスにやってきたショーガールが頭角を現すまでのサクセスストーリー。発表当時酷評されて、ゴールデンラズベリー賞を受賞した作品。不名誉な賞であるため、受賞者は滅多に授賞式に来ないが、バーホーベン自らが賞を受け取りに来てコメントしたことでも話題に。こういうエピソードも信用できるというか、ユーモアを解する度量の広い監督なんだなとおもう。この作品には再評価の流れがあって実はいい作品みたいな話があったりして、バーホーベン好きだし、それならということで見が、個人的には、いうほど酷くないけど、わざわざ再評価するまでもないという感じ。4点。けどエンディングは好き。

『スターシップ・トゥルーパーズ』Starship Troopers(1997年)

 パワードスーツの概念でガンダムにも影響を与えた、ハインライン原作のSFもの。地球に攻め込んでくるエイリアンを退治する戦士たちの戦いを一人の兵士の成長と共に描くSFアクション。バーホーベンのベストに上げられることが多い一本で、個人的にも最高傑作だと思う。トレーラー見てもあんまり見たいと思えないが、大傑作。軍事国家をおちょくるブラックユーモアも最高。エロとグロとブラックユーモアの塩梅が非常にバランスがとれていて好み。3年に一回ぐらいは見たくなる。10点中10点。必見。

『インビジブル』Hollow Man(2000年)

 透明人間の話を現代的にリメイクした作品。本人は大嫌いらしく、この後でハリウッドを離れる。そのためあんまり期待してなかったが、透明人間になったら人がやりそうなことの下世話さや、実験が失敗した時のグロい人体破壊描写や、人間の醜悪さなど、バーホーベンの得意とするところが、作品の舞台設定にマッチしており、個人的には結構面白かった一本。バーホーベン好きなら見て損はない。10点中7点。

『ブラックブック』Black Book(2006年)

 傑作。戦時下のオランダでユダヤ人女性がレジスタンスに身を投じ、危険な潜入任務の中で裏切りと陰謀に翻弄されていくサスペンスドラマ。ナチス=悪玉、レジスタンス=善玉という単純な図式ではなく、ナチスの中にもいいやつがいたり、レジスタンスの中でも活動の中で私腹を肥やす悪人が出てきたり、戦後の「善良な」市民によるリンチなどの凄惨な場面が描かれたり、二次大戦関連でありそうでない視点がある映画。本作が面白かったので初期の歴史ものも見たら面白ろそうだなと期待が持てる。10点中8点。

『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』Tricked (2012年)

 途中まで作られたストーリーを、一般公募で複数の人が脚本を継ぎ足していき、完成させるという実験的な試みによって完成した一本。半分はその制作過程にまつわるドキュメンタリーで、もう半分が本編。テレビ映画なので、当たり前なのかもしれないが、画面の質感がかなりのっぺりしており、少し気になった。時代のせいかも知れないが、『ショーガール』も画面の質感がいまいちだったりして、そこへのこだわりはあまりない監督なのかと。10点中6点

『エル ELLE』Elle (2016年)

 成功した女性実業家が襲撃事件をきっかけに、加害者を追い詰めようとする中で複雑な欲望と心理が露わになっていくサスペンスドラマ。独特のグロテスクさは健在。ストーリーもどぎつい。爽快感はあまりない。10点中6点

『ベネデッタ』Benedetta(2021年)

 未見。17世紀の修道院で神秘体験を語る修女が、信仰と欲望のはざまで揺れ動きながら周囲を巻き込んでいくドラマ。

タイトルとURLをコピーしました